追兎電鉄のコダワリのひとつに「アプローチ直線」というものがあります。
カーブで発生する遠心力を打ち消すために、車体を傾ける「カント」はよく知られていますし、メーカーの組線路でもカント付きレールが発売されています。
そのカント付きレールと、平面のレールとを接続するために、徐々にカントを入れていく「アプローチ線路」があるのですが、各社ともアプローチ線路は曲線です。
でも実物は、曲線に車両が入ってから車体が傾き始めるのではなく、曲線に入る前の直線区間から徐々に車体を傾き始めているのです。

精巧に作られているレイアウトでも曲線部分については、「玩具」にしか見えないのは、アプローチ直線と緩和曲線が無いからだと思っています。
緩和曲線は、2サイズ大きな曲線を使うことでそれらしく出来ます…が、アプローチ直線は既製品では対応不可です。
アプローチ直線を使うには、右向きと左向きを用意しないといけないこと。
そしてアプローチ直線だけでカントを最大まで出来ないので、アプローチ直線に接続するための新アプローチ曲線が必要なこと。
日本の住宅事情など需要を考慮すると、アプローチ直線と緩和曲線は採算がとれない商品にしかなりません。

自分が運転するよりも、PC制御で運転される列車をいろんな角度から眺めていたいので、ここは譲れないところです。
実際に走行している列車の挙動を比較したら…Bトレなのに想像以上のリアルが出るものなんですよ。

カーブ出口でもまだこれだけ車体が傾いています。
これを良しとするか、気にしないかは個人の自由ですけどね。