第1工区の情景作業を続けています。
この工区での見せ場は追兎天神のある天神山、そして天神山を貫く天神山トンネルになります。
旧追兎電鉄の天神山トンネルはカーブ区間にあり、そのうえトンネルから出て次のトンネルにすぐ入る隙間的な視点を確保するため、急斜面であり異様な形であったと思います。
そのうえカメラカー走行を意識して内壁も作りこみました。…がトンネル断面である円形がカーブするのを再現するのは困難で、素掘りトンネルという設定で逃げた部分がありました。
今回は直線区間でもあるので、山の形も含め自然なものに近づけるようにします。

まずは山の大きさを決めます。
天神山はそれなりの高さが必要だと考えています。
実際の鉄道でも線路を敷設するにあたりトンネルは極力作りたくないはずです。
山を迂回できるなら迂回するし、低い丘程度なら勾配を作って乗り越えたり、切り通しにするのですから、迂回できないし切り通しにも出来ないような山が必要になります。
ただし追兎電鉄は架空鉄道であり、分割収納する関係上、幅も高さも限られてしまいます。
そのためイメージを作るために山をベースとなるスタイロフォームを重ねてみました。

スタイロフォーム3段目までが追兎電鉄で作れる山の高さです。
しかしそれでは大きな山は造れません。そのため上部は取り外しできるようにすることで考えます。
またカメラカー対策として、今回もトンネル内壁を作ります。
…となるとトンネル内で脱線したときの対応を考えないといけません。
旧追兎電鉄では、山全体が取り外し可能な設計でしたが、その構造にすると線路付近の作りこみが甘くなります。
そのため、今回は山頂部分を取り外しとしたため、上部からトンネル内壁を取り外せる設計で進めます。
いまパックリしている開口部は塞がれることになるため、今しか見れない情景です。

天神山トンネルの反対側は、新宝塚駅の留置線になるため傾斜がキツくなりそうですから、ここは工夫が必要です。

横からみると鉄橋の低さが目立つような気がしますが、さすがにこのままでは垂直すぎて…。
要加工ですね。

トンネル内壁を作ります。
トンネル内壁は取り外し可能にしますが、トンネルポータル近辺はモジュールに固定させます。
ここを取り外せるようにすると、隙間を空けておく必要が出てくるからです。
トンネルポータルと一体でトンネル入り口付近の内壁を作ります。
トンネルポータルと同サイズで枠組みを作り、0.2mmのプラ板を曲げて固着します。
直線だから出来る方法ですが、1枚のプラ板でやっているためキレイな内壁の曲線が出ています。

プラ板が固着するまでマスキングテープで仮留めです。
また見えない部分の構造体なので、かなり粗が目立つ部分ですね。

これは反対側のトンネル入り口付近、こちらもトンネルポータルと内壁が一体としています。
この2つのトンネル入り口の間にある部分が取り外し可能となります。

トンネルポータルを仮置きしてみるとこれぐらいの大きさです。
スタイロフォームの2段目までですから、それから上は情景を作ることになります。

こちらは透明なプラ板を含めて塗装してみた結果です。
追兎電鉄は開業当初から電化されている設定なので、古いトンネルにありがちな蒸気機関車による煤煙はありません。
また実物のトンネルも内部の汚れはほとんど見えないこともあり、再現をどこまでするか…が課題ですね。

山のベースとなるスタイロを大胆に削ってみました。
少し削りすぎたかな…と思うくらいに削ったものの、まだ斜面が不自然なくらいに急角度です。
このあたりは植樹とかで誤魔化すことにしたいと思います。


そして撮影ポイントになりそうなトンネル出口付近。
実際には、第2工区と接続するのでトンネルはもう少し長いものになります。
トンネルの向こうは追兎天神駅となるため、トンネル内に信号機も設置しないといけません。
ただ、追兎電鉄はBトレ専門であるがゆえ、ヘッドライト・テールライト・室内灯はありません。
走行性能を求め、車体内に限界までオモリを積み込んでいるため…仕方ないですね。

鉄橋からトンネルにむかう区間、ここは間違いなく撮影スポットです。
また鉄橋の下には鉄橋サウンドシステムを組み込んでいます。
列車通過時には、轟音を響かせますので、ぼんやりと列車を眺めたい時にもオススメのスポットになるでしょうね。