追兎電鉄はBトレで自動運転をするレイアウトです。
もう聞き飽きたフレーズですが、Bトレで自動運転をするのは至難の業です。
まず自動運転をするには、一瞬たりとも集電不良を起こしてはいけません。
模型を運転していて集電不良で立ち往生しているのは誰しも経験していることだと思います。
ただ自動運転だと立ち往生だけでなく、アドレスを忘れてしまったり、最悪の場合は暴走することになります。
模型が立ち往生しないためには、かなりの高速で運転したりします。
しかし追兎電鉄はその逆です。
高速運転をすると、すぐに次の駅に到着してしまうため、駅の接近放送が使えません。
また先行列車に追いついてしまうため、ダイヤ運転どころではありません。
つまり低速で走行して、駅に到着するたび停車・発車を繰り返す。
しかも100%確実に…です。
そのために車両の集電性能を高めるのは絶対条件となるのですが、使用しているBトレ動力は残念ながら集電性能に期待はできません。
そこで追兎電鉄の動力車は2両でユニットを組んで、車両間をジャンパすることにより8軸集電としています。
また動力車の重量増加のため、車体内ギリギリまで鉛を詰め込んで集電性能を向上させています。
ここまでやって、やっとNゲージと同等性能ぐらいでしょう。


長々と説明していますが結論は
「追兎電鉄の車両に室内灯は絶対に入らない」
…ということです。
それでも電車以外を光らせる理由は単純
「光ると目立つから」


今年の国際鉄道模型コンベンションには、ゲスト状態で参加させていただき、多くの出展を見ることができました。
そして気づいたのが「ヒカリモノ」には人が集まる…ってことです。
出展作品のクオリティーはいろいろありますが、人が集まっていたのは必ずしもクオリティーが高い作品ではなかったのです。
人が集まるのは目立つものがあるところ。
つまり、「光るものと動くもの」
「あれ?なんだろう?」と思わせて凝視させることが出来ます。


追兎電鉄の魅力は1分以上、立ち止まってもらい、その動作を凝視してもらわないと伝わりません。
ただ駅に停車するだけでなく、
いかにスムーズに停車できているか?
発車時の加速度はどうなのか?
緩急接続は出来ているか?
連動している信号機の動きはどうか?
…と考えると1分でも足りません。
多くの人が来場するイベントで足をとめて凝視してもらうため…
夜景は表現できなくても…
夜汽車の情緒も表現できなくても…
あえて電車以外を光らせようと思います。

光モノは基本的にLEDを使います。ホームは長さもあるため戦略的手抜きをするためテープLEDを使用します。
市販のテープLEDは長すぎるため、複数本に切断してそれぞれに電線をハンダして再利用します。

テープLEDを駅ホーム屋根の下に設置したいのですが、ホーム屋根の柱が邪魔です。
無理矢理設置も可能ですが、テープLEDが蛇のように波打ってしまいます。
最近ではカメラカーも珍しくないので、テープLEDが波打っているのは違和感しか感じないので、柱と高さを合わせるため2mmの角棒を設置して、テープLEDが水平な一直線になるように準備します。

市販のテープLEDはこういう電線がついていますが、このまま駅ホームに設置すると赤黒のコードが丸見えになります。
これはよろしくないですね。

市販時についている電線をハンダ吸い取りなどで外すとテープが溶けてしまうため、一部だけ残して後は目立たない細くて黒い電線にします。

まだ仮設置ですが、新宝塚駅の島式ホーム・対向式ホームへLEDを付けてみました。
やはりヒカリモノがあると違います。

真横から見るとこういう感じです。
実物の駅だとホーム屋根に照明が直接設置されている例は少なく、電車の屋根より少し上ぐらいの高さに蛍光灯がずらっと並んでいるのですが…、そこまでの工作技術が無いのと強度的に問題があるため、この方法で妥協しています。

鉄道模型を見るときはどうしても上から下への目線となるため、こんな感じに見えるのが一般的かと思います。
LEDの明るさですが、12Vをそのまま繋ぐと明るすぎるため調光できるようにしています。
実物同様の雰囲気にすると周囲が真っ暗(つまり夜ですね)でないと点灯しているかどうかもわかりません。
ただイベント会場は明るいため、明るすぎるぐらいでちょうど目立ちます。
では明るくすればいいのか…ですが、いくらイベント会場であっても明るすぎるのは違和感しか感じませんし、なによりカメラカーで撮影すると駅に入線したとたんにハレーションが…となります。
雑誌掲載だけを目指すなら写真の出来だけを気にすればいいのですが、自動運転というからには動画撮影も気になりますし、イベント会場でも目立ちたい…。
いろんな思惑をもって電飾化に励んでいます。